ポルシェ 911 カレラ タイプ991
新宿区にお住まいのA様から、個人売買で購入された991カレラの状態チェック点検とメンテナンスのご依頼をいただきました。「念願のポルシェデビューをしたけれど、個人売買で購入した991カレラの状態が心配…」というA様と、走行距離18万キロ超えの車両をリフトアップして一緒にチェックさせていただきました。
BMW M235からの乗り換えでポルシェデビュー
A様は以前BMW M235に乗られていたとのことですが、知人から991カレラを購入されポルシェデビューをされたそうです。
そして今回は「オイル交換と下回りを含む状態確認をお願いしたい」とのことで手に入れられた翌日にご来店いただきました。
また「新宿区で安めの駐車場も見つけられたのですが、駐車しようとすると下回りのどこかがセンサーに反応してしまうので、原因を知りたい」とご相談もいただきました。
オイル交換と車両の状態確認
まずは基本的なメンテナンスとして、オイル交換とオイルエレメント交換を実施いたしました。個人売買での購入、かつ走行距離は18万キロ超えということで、前オーナー様の管理状況を確認するためにも、オイルの状態は重要なチェックポイントです。
また気になる点として、内装についた前オーナー様のタバコの臭いをご相談いただきました。私のこれまでの経験上、特に天張りに臭いが染み込んでしまうことが原因だったケースが多いので張り替えをおすすめしましたが、今回はすでに前オーナー様が張り替え済みとのことでした。
それでも匂いが気になる場合は個人での対応は難しいため、専門業者によるクリーニングを依頼する必要があることをお伝えしました。A様は「市販の芳香剤をつけてニオイが混ざるのが嫌なので、そちらも考えてみます」とのことでした。
下回りをお客様と一緒にチェック


下回りの点検は、A様にも一緒に確認していただきました。
駐車場でセンサーが反応してしまう原因については、下回りの表面についている樹脂カバーが劣化して大きく剥がれていることが原因だとわかりましたので、こちらはA様にご承諾いただき取り外していきます。
足回りパーツ交換についてのご質問
A様は初めてのポルシェということもあり、工場長の井口さんに各パーツの解説をしてもらいながら点検を進めました。
実際にご覧になったA様から、「これからパーツを交換するとしたらどこから行うのが良いですか?」とご質問をいただきました。
なので、確実に劣化してきているサスペンションから進めるのがおすすめです。サスペンションを交換することで車高も元に戻り、乗り心地なども改善され、こういった効果が一番わかりやすいところでもあります。
サスペンションは純正品ではなく社外品であれば費用も安く抑えることが可能です。A様はサスペンション以外にも内装やナビのカスタムもお考えとのことでしたので、お見積もりをいくつかお出ししてご検討いただくことになりました。
個人売買でのポルシェ購入のポイント
個人売買での購入では、修理履歴や前オーナーがどのように乗っていたかなど、オーナー様同士でのやりとりだけで把握することは難しいと思いますが、今回のように実際にご覧いただきながら、専門的な視点で車両のチェックをすることで詳細がわかり、ご安心いただけるのではないかと思っています。
Jスクエアでは、当店以外で購入されたポルシェのご相談もお受けしております。
初めてのポルシェオーナー様から長年愛用されているオーナー様まで、皆様のニーズに合わせたサポートをさせていただいております。お気軽にご相談ください!