

こんにちは。Jスクエア広報の寺山です。
今回は、YouTubeに公開している、工場長の井口とサービスフロント広田の「最近よくある故障」についての対談動画の書き下ろしブログになります。ページの一番下にYouTubeリンクを貼ってありますので、動画の方がお好きな場合は、そちらからご覧ください。
今回は、YouTubeに公開している、工場長の井口とサービスフロント広田の「最近よくある故障」についての対談動画の書き下ろしブログになります。ページの一番下にYouTubeリンクを貼ってありますので、動画の方がお好きな場合は、そちらからご覧ください。
車種別・最近入庫の多い故障内容

工場長の井口さん、最近入庫の多いトラブルを教えてもらえますか?

最近よく入庫のあるトラブルは、『冷却水漏れ』が多いですね。車種によって原因となる箇所が異なっています。
冷却水漏れ
- 冷却水漏れの車種別原因
-
996,997,986,987ボクスター
・ウォーターポンプとリザーバータンクからの冷却水漏れ

991,981ボクスター
・リザーバータンクからの冷却水漏れカイエン、パナメーラ、マカン
・エンジンのインテークの下にあるプラスチックのパイプからの冷却水漏れ

このあたりはどうしても経年劣化をしてしまう箇所なので、年数や走行距離によって故障が起きやすい箇所ではありますね。(それでも十数年乗っていても、まだ大丈夫という方もいらっしゃいます)

冷却水が抜けて、空の状態で走り続けるとエンジンの故障の原因となってしまうので、気をつけたいところです。
予防策
エンジンルームを開けてリザーバータンクに冷却水が入っているかを確認することができればいいのですが、最近の車だと入り組み、エンジンの構造も複雑になっているので、車種によっては難しいかもしれません。

特に991はまったく見えないようになっています↓

そのため、できることというと車検整備だけでなく、12ヶ月点検を行なっていただくのが一番安心かと思います。

やっぱり定期点検は大事ですね。
それでは、次に多いトラブルはなんでしょうか?
それでは、次に多いトラブルはなんでしょうか?

ブレーキパッドや、ブレーキローターの摩耗が結構多いですね
ブレーキパッド・ブレーキローター

確かに、「ブレーキパッド警告灯が点いてしまったのですが、どうしたらいいですか?」というお問い合わせをよくいただきます。



国産車と違ってドイツ車の方が、海外の交通事情に合わせて設計されているため、パッドが堅く減るのが早いという印象です。ローターの縁の部分結構段付きがあるお車をよく拝見します。

ブレーキパッド交換2回目の際にローターも1回交換という感じになりますが、ローターも換えると費用が少しお高めになってしまうので、その辺がネックにはなりますね。ただ、用途やご予算によって優良社外品などを使用することもできますので、その辺りはご相談いただけたらと思います。
空冷ポルシェ

井口さんは空冷ポルシェの整備が得意だと聞きました。

空冷ポルシェの整備歴の方が長いんです。
オイル漏れ

964や930はタペット調整をするので、タペットからのオイル漏れは少ないのですが、993になるとタペット調整をしなくなることもあり、タペットカバーからオイルが漏れてるというのが多い傾向です。
また、チェーンケース周りからのオイル漏れも定番と言えます。

空冷ポルシェのオイル漏れでお困りのオーナー様いらっしゃいましたら、ぜひご相談ください!
井口さん、ありがとうございました。
井口さん、ありがとうございました。

ご相談お待ちしております。


ということで、最近よくあるトラブルについてご紹介させていただきました。
大きな故障を防ぐためにも、Jスクエアでは定期点検をおすすめしております。
12ヶ月点検についてはこちらでご紹介しておりますので、ぜひご覧ください↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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