ポルシェカイエン958 GTS
ご相談内容
ポルシェカイエン958のオーナー様から『エンジンの不調や、エンジンチェックランプの点灯』といった症状でご相談いただきました。
診断〜修理
エンジン不調の原因を専用診断機にて診断していきます。
▲【シリンダ8】と入力されていました。
更に詳しく故障箇所を特定していきます。
8番のイグニッションコイルと2番のイグニッションコイルを入れ替え、もう一度診断。すると不具合箇所が2番に移動したため、コイルの異常と特定しました。
ポイント
イグニッションコイルは全部で8本あります。部品は1本1万円前後のため高額にはなりますが、ほぼ同時期に故障するため8本全て交換することをお勧めしています。
故障のたび修理をする場合、部品代のほか【最大8回分の診断料+工賃】が発生しますが、一度で全て交換を済ますと【1回分の診断料+工賃】で完了しますので、最終的にはコストをかなり抑えることができます。
今回も全て交換していきます。
イグニッションコイルの交換
カバーを外してイグニッションコイルにアクセスします。
赤く見えるのがイグニッションコイルです。
こちらを新品部品に交換し、全ての作業が完了いたしました。
弊社では、純正品のイグニッションコイルを使用しています。
社外品はコイルのピーク電圧が高い部品もあり、エンジンとミッションの通信エラーを引き起こすことがあります。
エンジン制御に関わる部品ですので、純正部品を使用した方が安心です。