タイプ997 ポルシェ911 カレラ PDK

こちらのポルシェ997カレラは後期型のPDKモデル。
新しいオーナー様が決まり、納車整備中です。

新オーナーのＹ様はこれまで993やボクスターなどでティプトロニック車は経験されていたそうですが、今回の997が初めてのPDKということで、納車を大変心待ちにされていたそうです。

997前期ティプトロから後期PDKに狙いをスイッチ

Ｙ様は当初、弊社在庫の997前期ティプトロを目当てにご来店されました。
しかし運悪く、そのお車は他のお客様が商談中でしたのでこちらの後期型PDKをご紹介させていただきました。

2004年から2011年まで生産された997は、2009年モデルを境に前期と後期に分かれています。

その大きな違いは、2ペダル車がそれまでのティプトロニックSからデュアルクラッチトランスミッションのPDKに刷新されたことでした。よりダイレクトでスピーディなシフトチェンジが可能なPDKはスポーツカーであるポルシェにとってはより価値を高める存在であり、それは中古車市場での人気と価格にも影響を及ぼしました。

そういった価格の問題もあって997前期を狙っておられたＹ様でしたが、あるお話をさせていただいたことで997後期にスイッチされたのでした！

さて、その内容は……

無理なくワンランク上のポルシェを

当初考えていたお車より、高価格・高年式のモデルに変更できた理由は
支払い方に自由度の高い「ニューバジェットローン」を活用したことにあります。

ニューバジェットローンは毎月の支払額の設定の自由度が非常に高いローンです。
このローンを活用すれば、最近新車購入では多い「残価設定ローン」のような支払い方も可能です。
では、どういったものなのか、もう少しご紹介させていただきます。

Ｙ様は「毎月の支払額は5万円にしたい」とのご希望でした。

ちなみに997カレラの一般的な中古車価格は前期型で約500万円、後期型で約670万円ほどです。
約2〜300万円ほどの価格差があるため、どうしても

「予算的に……」
「毎月の支払いが……」

と難しく感じられます。

今回、Ｙ様は

とご希望されていました。

そこで、私がご提案したのが、997カレラ後期型を毎月5万円で8年間お楽しみいただけるお支払プランです。

670万円の車両を50万円の頭金に加えて毎月5万円ずつ7年11か月お支払いいただくと、最終回に残る額は約230万円ほどになります。

8年後でも2010年式の997カレラには約400万円ほどの買取額が付くと予想されるので、重整備や事故などでの修理費などを考慮しても、結果として余分なご負担もなくキッチリ8年の間、毎月5万円で997後期型にお乗りいただける計算になります。

ちなみに500万円の前期型はちょうど8年でローン全額完済となります。

もちろん8年後には残りをお支払いいただいて乗り続けるか売却するかを選択していただくことにはなりますが、前期型と同じ月5万円のご負担で8年の間、後期型の997カレラにお乗りいただけ、車両を売却してもお手元にはお乗り換えのための頭金に充てていただけるだけの資金が残ります。

これはスポーツカーとして人気が高く、中古車の市場価格も高価なポルシェだからこそ可能な乗り方とも言えます。

すなわち、高額での売却が期待できるので、高額な高年式モデルに結果としてオトクに乗ることができるんです。

また、高年式車の方がコンディションも良い個体が多く、維持コスト面でのリスクも低いと言えるでしょう。
ニューバジェットローンを上手に活用すれば、ワンランク上のポルシェライフをお楽しみいただくことも可能なのです。

“車検満タン”じゃない方がオトクなケースも

そしてＹ様にお買い上げいただいた997カレラ後期型。
実は今年の8月には車検が来てしまいます。

それって全然お得じゃない！　そう思われるかも知れません。

中古車はいわゆる「車検満タン」状態で買う方がお得に感じられますが……

実は、店頭での支払総額は車両本体価格に車検整備や法定点検の費用が含まれた値段であることが多いのです。

今回のケースでは車検が数ヶ月残っている状態ですので、当然車検費用は乗っていません。

納車整備時に法定点検も一緒に実施させていただきますので、8月の車検時には車検費用のみいただくことになります。
（中古車でこういったことができるのは、この997のコンディションが良く、またJスクエアが自社内に整備工場を備えているから、といったこともあります）

Jスクエアで無理なくより良いポルシェライフを！

今回のケースでは、ご購入時の価格をできるだけリーズナブルに抑え、月々のお支払額も抑えることができるなど、ダブルにオトクでワンランク上のポルシェを手にすることができました！

もちろんこれが全てのお車に当てはまるというわけではありませんが、狙っているポルシェの年式や仕様、状態や車検の残り期間などを総合的に判断した上でローンを上手に活用すれば、無理も少なくより良いポルシェライフをお楽しみいただけます。