ポルシェ911 ターボ タイプ997
こんにちは! Jスクエア店長の篠田です。
こちらの997型ポルシェ911ターボはお客様からお譲りいただいたお車です。
大切にお乗りいただいていたターボですが、製造から20年近くが経過する車ですので各部のチェックを行っていくと、それなりに消耗や経年劣化も見つかるものです。
O2センサーの警告灯が点灯していたので、修理していきます。
O2センサーの経年劣化
O2センサーは車の排気ガスに含まれる酸素濃度を検知するセンサーで、エンジンコンピューターで燃料の濃さを制御するためのデータを収集する部品です。
排気管の途中に差し込まれているので、常に高温にさらされており経年劣化で機能が低下してきます。
O2センサーが正しく機能しないと、コンピューターが正確な酸素濃度を取得できないため、正しい制御が行えなくなり、その結果燃費が悪くなったり、燃料が濃すぎて不完全燃焼が起こり、排気ガスが臭くなったりします。
997のO2センサーを交換するにはリアバンパーやインタークーラーなどを脱着する必要があるので、意外と手間がかかる作業となります。
そんなに頻繁に交換する部品ではないですが、センサー部にレアメタルが使用されているため、部品の見た目以上にお値段の高い部品になりますね。