

S様は、これまでに964や914にもお乗りになり、新しいポルシェが登場するたびに試乗されるほど、ポルシェ愛にあふれたオーナー様。
その中でも、「ずっと手放したくない」と感じていらっしゃるのが、こちらのナローポルシェだそうです。
1年前の車検整備以来のご来店となります。次回の車検までの1年間を安心してお乗りいただけるよう、今回もしっかりと点検を進めてまいります。
ご相談内容
おそらくブレーキパッドの残量が少なくなって、キーキーと音がしているのだと思います。もしパッドの残量が少なくなっていたら交換してください。
外装や内装については年式相応に気になる部分はありますが、走りを優先したいので、現時点では特に問題ありません。
とのことでした。

12ヶ月点検を進めつつ、音の原因を探っていきます。
12ヶ月点検
ブレーキ時の気になる音


ブレーキ周りを点検してみると、ブレーキパッドの残量は約10mmと十分に残っており、引きずり(リフトアップしてタイヤを空転させたときの引っかかり)もありませんでした。
S様へこの結果をご報告したところ、「残量があるなら大丈夫です」と安心されたご様子でした。そのため今回は交換は行わず、しばらく様子を見ることになりました。

下回り点検

オイル滲みが見られる箇所が一部ありましたが、現時点では垂れるほどではなかったため、経過観察をしていただくことになりました。
エンジンオイル交換『72年型だけの給油口』




走行バランスを考えて採用された設計でしたが、ガソリンとの誤給油が多発したことから、わずか1年で廃止されたという、非常に珍しい仕様です。


他、点検内容
灯火類(ライト類)点検


エンジンルーム内点検


タイヤ空気圧調整(スペアタイヤ含む)


バッテリーテスター診断


ウォッシャー液・ワイパー点検


エンジンエアフィルター点検

下回り点検



オイルエレメント交換





ご納車


ポルシェナローへの想い

S様にポルシェナローへの思い入れなど、お話をおうかがいさせていただきました。
ナローか964、どちらかを手放すことになったとき、ナローを残すことに決めました。964はまた買えるかもしれませんが、ナローは簡単に手に入る車ではありませんからね。
それに、ナローならではの良さがあります。感覚がまったく違うんです。シンプルで、どこかバイクのような感覚があって、きちんと操作しないとすぐエンストしてしまう。昔のF1に近いような、そんな印象です。
姿勢の違いも大きいですね。ナローは左ハンドルですが、視線が自然と中央に集まり、車の真ん中に座っているような感覚があります。一方で964は、視線が少し運転席側に寄っていて、助手席側が遠く感じるんです。
同じポルシェでも、運転しているときの“乗っている位置の感覚”が、まったく違うんですよ。


S様からのメッセージ
制動時の異音が気にならないレベルになっていました。エンジン音もいい感じです。
感謝です。ありがとうございました。

心からナローを楽しまれているご様子を拝見し、今回もメンテナンスでお手伝いできたことを、大変うれしく感じております。次回の車検の際も、どうぞお気軽にご相談ください。
Jスクエアでは空冷ポルシェの車検・点検、整備なども行なっています。
長く安心して乗り続けたいオーナー様、ぜひお気軽にご相談ください。



