車検とは別! 1年に一回の法定点検
今回は多くのユーザー様が意外と意識されていない「法定点検」 についてご説明させていただきます。
法定点検とは?
「1年点検」とか「12か月点検」等と呼ばれている「法定12か月点検」は 実は道路運送車両法で定められた、自動車ユーザーの義務です。
ちなみに同様に2年に一度の車検時には、車検の依頼を受けた整備工場で、より点検項目の多い「24か月点検」を実施してから車検を受けています。
これは車検時のお見積もりや請求書をご覧いただけば、おわかりいただけます。
そして車の使用者は1年ごとに国の定める基準に適合しているかを点検することが 道路運送車両法で義務づけられています。
ただし、点検しなかったこと自体についての罰則はないため、12か月点検を受けていない、あるいは法定点検のこと自体をご存じでないユーザー様もいらっしゃいます。
点検で見つかった消耗や不具合
例えば写真のボクスターの例では、オイル交換にあわせて12か月点検を行いましたが、下まわり点検の際に、かなりのオイル漏れが見つかりました。
また、定番ともいえるブローバイのオイルセパレーターからのオイル滲みも見つかりました。
そして、エアクリーナーもそろそろ交換時期であることや、その他、多くのメンテナンス課題が見つかりました。
いずれも大きな不具合ではありませんでしたが、法定点検を実施することでトラブルの芽を早めに摘むことができ、今後のメンテナンスコストを抑えることにもつながりました。
オイル交換やメンテナンスのついでにぜひ!
Jスクエアでは法定点検時は点検内容に基づいて、今後のメンテナンスに関するご提案をさせていただいております。
そうすることで高額な修理が一度にいくつも重なったりする可能性を減らすことができ、ご予算的にもムリなくメンテナンスの計画を立てることができるようになります。