ポルシェ マカンGTS
ブレーキ関連や「ACC/PAS使用不可・要修理」などの警告灯が点いてしまった
神奈川県にお住まいのY様のポルシェ マカンGTS。
お車をお預かりして原因の特定と修理を行っていきます。
リアスピードセンサーの不具合を発見
診断機には左リアホイールのスピードセンサーの故障コードが入力されていました。
この部品はホイールの回転速度を検知するセンサーで、
- ABS
- スタビリティコントロール
- ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
- PAS(ポルシェ・アクティブ・セイフティ)
といった先進安全装備の動作に深く関わるもので、4輪それぞれに装備されています。
このセンサーに不具合が起こりセーフモードに入ると、低速でしか走れなくなったりします。
恐らくはセンサーの経年劣化によるものと思われますが、近年増えてきたトラブルの1つですね。
Jスクエアは長年に渡って輸入車・国産車のABS修理を行っていますが、ポルシェのABS故障では、数十万円もする高価なABSユニット本体の不具合は非常に少なく、1つ8,000円程度のスピードセンサーの交換で、比較的リーズナブルに直るケースが多いです。
今回はリア左のセンサーに不具合が見つかりましたが、他の3ヵ所も現状では異常はなくとも、そろそろ交換時期という判断で、念のため前後輪全てのスピードセンサーを交換させていただきました。
センサー交換後は試走とエラーの消去
スピードセンサーを交換した後は、実際にお車を走らせてブレーキの効きなどに異常がないことを確認します。
さらに診断機を接続して、新しいエラーが入力されていないことを確認してから、すべての故障コードを消去して作業は完了です。
メーターパネルからもすべての警告灯が消えたことが確認できます。
これで安心してお乗りいただけるようになりました。
今回のケースでは、スピードセンサーの異常があっても普通に走ることができました。
Y様のようにすぐに修理のご依頼をいただければ修理も迅速に完了するのですが、そのまま放置して乗り続けていると、思わぬトラブルに発展してしまう可能性もありますので警告灯が点いた場合は、お早めに整備工場にご相談ください。
また何か気になる点などありましたら、お気軽にご相談ください。