昨年末に『964カレラ２　TIP 買取依頼』のお電話をいただきました。

状況をおうかがいすると…

とのことでした。

価値あるポルシェですが、不動車の場合価格を合わせるのがとても難しいのです。

お客様目線で見ると

1. 不動車のまま買取依頼を出すのか
2. 最低限エンジンがかかるところまで修理してからか
3. 走行できるところまで修理をしてからか
4. 車検が通るくらいまで整備をしてからか

どこまで整備がされている状態なのかによって
買取価格がかなり変わってしまいます。

もちろん価値あるポルシェでも、不動車のままではかなりお安い価格になってしまうのです。

修理にいくらかかるかは、実際見てみないとわからない面があり未知数ではありますが
今回は走行距離がかなり少ないこともあり、
車検を通せるまで整備した場合、かなり買取価格がかなり高くなりそうです。

色々とシュミレーションしながらお話しをさせていただくと

とお気持ちがかたまったようです！

横浜→静岡へ

このまま修理のご依頼をいただきましたので
レッカーで引き上げることになりました。

場所は閑静な住宅地。工場長の井口さんと二人で現地入りしました。

弊社の２トンワイドの積載車は入っていけないため井口さんはトラックにて待機。

まずは、私１人でご挨拶と状況確認をさせていただきました。

……ということで

オーナー様の車にけん引フックを取り付けロープで接続。トラックまで引っ張ります。
パワステは聞かないので重いですがゆっくり進めていきます。

なんとかトラックの後ろにつけて、トラックのウィンチで載せて引き取り完了しました！
（様子を写真に収める余裕がありませんでした）

車両チェック

無事、横浜の工場に入庫しました。

まずは燃料タンクや周辺の部品交換までの見積りをご提示。
オーナー様よりOKがでたので部品を発注し、2023年の営業が終了しました。

年明け

2024年になり燃料タンクなどが到着。

燃料タンクのホースの内部は錆で塞がっていました。

ガソリンもかなり残っていましたが、写真のように変色していました。

さて今年は、エンジンがかかるかどうかから作業をスタートさせていきます！
今回の作業は長くなりそうですので、
複数回に分けてレポートしていきたいと思います！